機械学習

Google Colaboratoryで大容量ファイルの分析を行う完全準備ガイド

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こちらを読むと

  • Google Colaboratoryで大容量ファイルを用いた分析を行うにあたり、準備をする方法が分かります
  • 記事の所要時間は5分程度です

やりたいこと

自前でGPUを用意するのが難しい場合、Google Colaboratory(クラウドサービス)のGPUを使う場合があると思います。

その際、画像コンペなどでは、数が多い・容量の大きいファイルをクラウド上にアップロードする必要がありますね。

その際の準備作業を、ここでは説明します。

たとえば

Google Colaboratoryにアクセスして、ファイルを準備する際、まずはGoogle Driveにファイルをアップロードすると思います。

ここでは、例としてtrainフォルダ、testフォルダにそれぞれ大量の画像ファイルが入っており、それを使って機械学習したいとします。

Google ColaboratoryでGoogle Drive上のファイルを参照する際は、こちらのサイトが参考になります。

シンプルにやると失敗する

しかし、大容量ファイルをフォルダごとアップロードしようとすると、ファイルの数が多いので結構時間がかかってしまいます。

ファイルの数が多いとアップロードに時間がかかる

そこで、Google Driveにはフォルダを圧縮したzipをアップロードしておき(フォルダをアップするより10分の1くらいの時間で済む)、Google Colaboratoryでunzipして解凍する手段はどうでしょう。

!unzipコマンドを使えば、解凍は可能ですが、やはり時間がかかります。
そのうえ、セッションが切れると解凍したファイルが消えるため、セッションごとに実行する必要があります。

unzipで解凍すると時間がかかる上にルートに展開されてしまいます。
しかもセッション切れるとやり直し。。。

ベストはGoogle Drive上でzip解凍しておく

上記の問題を解決するためには、Google Drive上で解凍し、置いておくのがベストだと思います。

解凍にはZIP Extractorというクラウドのツールを使います。こちらのサイトが参考になります。

ZIP Extractorで解凍

ではZIP Extractorで解凍していきます。

解凍したいファイルを右クリックすると、ZIP Extractorで解凍できる
確認画面でAuthorizeをクリック

Googleアカウントを選択する
アカウントへのアクセスが求められるので、許可をクリック
ダウンロードが始まる(これはクラウド上に?)
Extract nowをクリックして解凍する
解凍が始まる
無事に解凍された!
test.zipを解凍したものがtest.zip(Unzipped Files)です

まとめ

  • Google Colaboratoryで大容量ファイルを用いた分析を行うにあたり、準備をする方法が分かりました

これで、毎回zip解凍せずとも、Google Drive上の大容量ファイルを扱うことができます!

ただし、Google Drive上の残り容量にはお気をつけください。

Reference

http://www.chrome-life.com/chrome/5904/
https://qiita.com/yoshizaki_kkgk/items/bf01842d1a80c0f9e56c



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