SIerではプログラミングができない

こちらを読むと

• SIerの実態が分かります
• SIerでのプログラミングの立ち位置が分かります

SIerではプログラミングができない

結論から言うと、SIerで働いているとプログラミングができません（正社員として働いている場合）。

プログラミングを覚えて、憧れのIT企業に入れた～！と思っていても、プログラミングとは縁遠い仕事をする羽目になることになります。

著者について

私は現役の某SIer社員で、新入社員として入社し、10年以上Javaのシステム開発を担当しています。

最初は安定志向で今の会社に入ったのですが、数年前からやりたいこととのミスマッチを考え、今は独学で機械学習を学んだり、ブログを書いたり、いろいろ活動している最中です。

プログラミングはSESにお任せ

ここまで書くと、Javaで開発しているんでしょ？と言われるかもしれませんが、私自身がプログラムを書くことはほぼないです。

いろんな所で言われていますが、SIerは下請け構造になっており、一次受けが顧客と要件定義を行い仕様を決め、プログラミングなどは二次受け以下に投げるのが普通です。

私の働く部署は一次受けを担当していますが、二次受けに仕事を依頼していない、珍しい部署だと思います。

ただし社員がプログラムを書くことはほぼなく、SES(System Engineering Service)の社員に派遣メンバーとしてきてもらって、プログラミングを依頼しています。

うちの社員としての仕事は、顧客と要件をすり合わせ、仕様を決めたのち、設計/プログラミング以降の工程を、SES社員にやってもらうスタイルです。場合によっては、仕様以降から、すべて投げてしまう場合もあります。

こんな状況ですが、私の部署では、まだプログラミングの業務がある方です。別の部署、さらに大きな企業となれば、プログラミングの機会はぐっと減ってしまうと思います。

SIerでは上流工程、マネジメントが求められる

SIerの社員は、プログラミングや設計といった実際にものをつくる工程よりも、要件定義などの上流工程や、見積もり/計画といったマネジメント業務が求められます。

大規模なシステムをとりまとめ、メンバーをうまく使って開発をやり遂げることに喜びを見出す方には向いていると思います。ただし、プログラミングをやりたい、最新技術を使いたい、といった方には不向きです。

私自身は失敗したな～と思ったのですが、ここ数年くらいに、マネジメントが向いてないなと感じるようになり、今までのキャリアの重ね方に後悔しています。

そのため、興味のあることを独学したり、こうやってブログで情報発信したりして試行錯誤しているわけですが。。

プログラミングや技術を伸ばしていきたい方は、SIerよりもWeb系企業に入社されるのが良いと思います。

まとめ

SIerで働くとプログラミングができません。

せっかくプログラムを覚えて意気揚々と働き始めたのに、求められることと、やりたいことのギャップに苦しむことになるので、プログラミングをやりたい人はSIerにうっかり入ってしまわないよう要注意です。

私はSIerで働いていますが、技術やプログラミングをやりたいので、この状況を変えるべく日々奮闘しています。プログラミングに関することなどをTwitterでツイートしていますので、よかったらフォローしてみてください。