こちらを読むと
- Pythonでの統計検定方法の例が分かります
- t検定の方法が分かります
やりたいこと
イカサマサイコロを使った検定シリーズ第2弾です。
今回は、統計検定の王道と言われる”t検定”を使います!
t検定とは
T = (標本平均 – 母平均) ÷ (標本標準偏差) × √(n-1)
という統計量を作れば、それはt分布という完全に相対度数が把握された分布になります。よって95%予言的中区間を作ることができます。
t検定 はそれを利用して行う検定のことです。
t検定は、一見似ている二つの統計量に差がある or 無いことを調べるときに利用するのが一般的です。
そこで今回は、普通のサイコロとイカサマサイコロの1が出る目の回数の差を調べ、検定したいと思います。
ここでは、普通のサイコロの1が出る目の回数が、正規分布になることが前提なのですが、そうなると仮定して進めますね。
仮説を立てる
帰無仮説:2つのサイコロの1が出る目の回数に差はない(差=0)
対立仮説:2つのサイコロの1が出る目の回数に差がある(差≠0)
サイコロを振る
24個の普通サイコロ、24個のイカサマサイコロを振り、1の目が出た数の差分をとります。
これを1000回繰り返し、検定量を作ります。
普通のサイコロの目を取得する関数をget_dice_normal()
イカサマサイコロの目を取得する関数をget_dice()
を使うと、上記の試行は以下のようになります。
diff_1のリストに、差分が入ります。
この続きは、次回検証してみます。
お楽しみに!
まとめ
- Pythonでの統計検定方法の例が分かりました
- t検定は次回に検証